訪問散髪~Women’s~【第一博愛】

新型コロナウイルス感染症対策で、外出も面会も中止となっている生活ですが、散髪を施設内で行ってもらい、少しでも楽しんでいただいている女性編です。

 

 

訪問美容サービス「髪や」さんに来園してもらって、もう20年以上になります。
施設スタッフが家庭用のはさみやバリカンで悪戦苦闘し、ヘアスタイルの完成度を競い合っていた頃がなつかしい…

 

普段は、外部の美容室や理髪店を利用している人たちも訪問散髪を利用するため、通常よりスタッフを増員して対応してもらっています。

 


「どんな髪型になるかなぁ」

 


髪型を鏡でチェックしながら、美容師さんとお話し、鼻歌を歌ったりして、散髪の時間を楽しまれていました。

 


カメラを向けるとちょっと照れた表情で、嬉しそうに髪を切ってもらっています。

 


本人お気に入りのヘアスタイルにしてもらい、ピース

※大阪府に発令された緊急事態宣言(1/14~2/7)を受け、1/19より再度、訪問散髪の中止を決定いたしました。利用者のみなさん、そして、いつもお世話になっている「髪や」さん、本当に申し訳ありません。一日でも早く再開できるよう、引き続き感染症対策を徹底していきます。


 

お正月の過ごし方(5階南)【山愛】

今年のお正月は2日、3日と連休を頂きました。ただ、コロナで外出もほぼ出来ずにとても暇を持て余していました(笑)
テレビを観たり、ゲームをしたりと暇をつぶすも最後にはやることが無くなり、長女と次女とでクッキーを作ることにしました。

マスクをし、手の消毒も行って、感染症対策もばっちり!
2人ともかわいい形を作りたいと一生懸命作っていました!

私は手を出すと怒られるので、後ろで応援していました。(^_^;)
かわいいネズミや星、ハートのクッキーがたくさん出来ました。

娘たちはどや顔で(^_^;)家族みんなにクッキーをふるまっていました。


 

今年のクリスマス会、こんな感じで楽しみました【第二博愛】

今年のクリスマス会は、コロナ禍での開催でしたが、職員もこんな時だからこそご利用者に元気を出して欲しいと、日にちを分けて作業班毎に行いました。

感染予防対策では、今まで行って来たクリスマス会の映像を鑑賞し、他施設へ行かれた方など、懐かしい映像に、「あれ、Aさん。なつかし~」、「Bさん、いつもオモシロイことして、この時私もスポーツクラブで、カツラしてダンスしたわ~」と言って、映像を楽しまれていました。

また、プレゼント配布では、サンタが一人一人と記念撮影。
皆さん、満面の笑みを浮かべ喜ばれていました!!

残念なことに、参加出来なかった方も居られましたが、食事会では皆さん沢山の料理を食され、コーヒーもおかわりと、目を輝かせて、食事を楽しまれていました。

今年も、クリスマスの思い出を作ることが出来ました!!


 

令和3年の初詣(ケアマネ・相談員室)【山愛】

今年も毎年恒例、職員手作りの「山愛神社」の出番がやってきました!(今年で回目です)
(どうして山愛神社を作ったかというと…初詣に行きたいが体調の具合や天候の具合でなかなか行けないご利用者の為に、施設内に神社を作ったら皆さん参拝できる!っということで山愛神社が出来上がりました…)

さて、毎年記念になるものを作って、ご利用者様にお渡しさせて頂いています。今年は手作りの根付けです。紙粘土で型をくり抜いて乾かして色を塗り、そしてまた乾かしてニスを塗り、更に乾かしたら出来上がり。(もちろん根付に付ける紐?も一つ一つ編みました。)

「皆さんが健康で健やかな一年でありますように」と念を込め、約300個作り上げました。
今年はコロナ感染予防の為、フロア別に日にちを決めて参拝して頂きました。(もちろん消毒は徹底しております)
その様子は後日、各フロアのブログをお楽しみに!
*1月8日お賽銭と去年の山愛神社のお守りを津守神社へ奉納してまいりました。


 

クリスマスプレゼント(2階北)【山愛】

 年が明けてしまいましたが、先月のクリスマスはコロナ禍の影響もあり、家族だけでケーキを食べるだけでした。うちには5歳になる娘がいるのですが、今回のクリスマスプレゼントに「ねるん」というくまのぬいぐるみを欲しがっていたのでプレゼントしました。



 このぬいぐるみはお腹をさすると笑ったり、頭をなでなでしたら眠ってしまい、凄い寝息で、リアルすぎます。
今のおもちゃは凄いリアルすぎて驚くことが多いです。(笑)
次のクリスマスはコロナが落ち着いていてみんなで笑顔なクリスマスができたらいいですね。☆彡


 

職員の休日(5階北)【山愛】


コロナ感染が、広まる数か月前、休日にダーツを堪能しました。



マイダーツを持参し、ダーツが出来るところに行きました!!!



周りに人がいなく(コロナ関係なく、人がいなかった(笑))
一人で、腕が上がらなくなるまで、投げ続けました!!!
コロナが収まったら、ぜひ友達と行って楽しみたいと思います!!!


 

あけましておめでとうございます【第一博愛】


すぐに落ち着くと思っていたコロナですが、まだまだ自粛生活が長引いています。

なので、初詣に行けない利用者さんのために、支援員のアイデア(実は特養の山愛神社のパクリ!)で利用者さんと一緒に、一博に鳥居を作ることになりました。

 
「神社、作るんか!?」「私も手伝う!!」とたくさんの方に参加していただき、手作りの移動式一博神社が完成しました。


鈴を鳴らして、お願いごとに手を合わせたり

 

 


「大吉やー」「いいことありそう」「運命の出会いやってー」とおみくじも楽しんでおられました。

 

 

コロナ対策のため、男性の初詣は3Fで

 

お賽銭は、利用者さんの願いとともに支援員が責任を持って、近所の津守神社へ奉納に行ってきます。

今年もスタッフ一同、利用者さんとともに「打倒、コロナ!」で、がんばりますので、よろしくお願いいたします。

 


 

獅子舞(ケアマネ・相談員室)【山愛】

 2021年が始まりました。今年は丑年。所説によりますが、丑年は先を急がず一歩一歩着実に物事をすすめることが大切な年と言われています。去年はコロナに振り回された一年でしたが、焦らずに一歩一歩、牛歩のような進みかもしれませんが、ご利用者様が楽しんでいただける企画を計画していきたいと思います。
 今年初めての壁画は、「獅子舞」です。個性豊かな獅子舞が何体もおり、中にはお歯黒獅子舞鼻毛がチャームポイントの獅子舞もいます。華やかな壁画でき、今年も素敵な作品が展示できました。



 


 

あけましておめでとうございます

 

 


謹んで年頭の御祝詞を申し上げます
旧年中は格別のご高配を賜わり厚く御礼申し上げます
本年も相変わらぬご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます
令和三年 元旦


障がい者福祉における「医学モデル」と「社会モデル」【第一博愛】

<ある利用者さんのケース> ※枠内はケース記録の抜粋

11/ 9  23:50  支援室前に来て奇声を発する。居室誘導をすると、支援員に掴みかかり、頬を叩くなどの自傷行為あり。0:05頓服内服。(不穏 になった理由は不明)
 /10  0:30  0:30頃に落ち着く。1:00の巡回時に自ら居室へ戻られる。
2:00  再入眠
4:55  支援室前に来られる。5分程で自室へ戻るが奇声を発する。5:10頃~自室で奇声、自傷あり。時折、静かになるが、5:30頃、支援員室前に来られ、支援員室の中を気にしたり、支援員が中へ入ろうとすると着いてくる様子があった。奇声、興奮、自傷が激しくなる。5:40、頓服内服。6:00頃、落ち着く。(不穏の原因不明)
6:30  再入眠
7:15  起床
8:20  朝食後からまた支援員室内を気にする様子が見られる。大きな声で奇声を発して いるが自傷行為はなし。
9:00  奇声・興奮治まらず、頓用1丁服用する。
9:05  支援員室への拘りが激しい為、H支援員とHサビ管の対応で、支援員室に入室してもらうと支援員室内にあった空気入れに拘る様子があった為、回収し3階倉庫内に返却する。その後は、少し落ち着かれるが、時折奇声あり。

 

S(当時F?)サビ管が朝の引継ぎ後、夜勤者に「何か本人が気にしそうな特別なこと」を思い出してもらおうとしたが分からず「必ず、支援員室の中の何かにこだわっているはず」との思いから、9:05の対応を試みてもらったようです。

 

結果、昨日の22~23時頃に、3F倉庫に保管してある「自転車用の空気入れ」をある利用者さん使用の車椅子に空気を入れるため1Fへ移動し、使用後1F支援員室の外から見える所へ置いてしまっていた。本来ある場所(3F倉庫)と違う場所に置かれていたことが原因で、激しい自傷と職員への他害行為を繰り返していたことが判明する。 👍Good job !

 

このような10日の朝に3人のスタッフが連携して採った、本人が何にこだわっているのかを見つけ出し、そのことを解消することで、落ち着きを取り戻してもらう支援は「社会モデル」と呼ばれる、問題行動等が社会や周囲の環境、その人への接し方の問題とし、それらの障壁によってストレスを抱え不安定になった・能力を発揮する機会を奪われたとする考え方によるものです。

 

一方、3回の服薬による対応は「医学モデル」と呼ばれる、こだわり行動等が個人の障がい特性の問題で、治療・訓練によって社会に適応できるよう、本人がハンディキャップを克服し能力の向上を目指すという考え方からくるものです。

 

もちろん、3回の屯用薬使用は、決められている個別支援の一つであり、間違った支援ではありません。ただ、過去の知的障がいの福祉現場において主流であった「医学モデル」的な考えだけで思考停止し「社会モデル」に基づいた考えを持たなければ、支援の引き出しは増えず、キャリアの浅いスタッフへのアドバイスも期待できないでしょう。

 

 

利用者の思いに寄り添って「何が原因で興奮しているのだろう?」とあきらめずに考えようとする前に、つい屯用服薬に頼ってしまいがちな支援員へ

 

担当していた、躁鬱の激しい精神分裂病をかかえた知的障がいのSさんのことで悩んでいた当時、相談した精神科医のWドクターから「薬物療法には限界があって、都合のいい部分だけを抑制し、他の能力は一切低下させないなんてできないよ。精神薬の力に頼るのも方法の一つだけど、それより今、○○(私のこと)が行っているSさんに様々な形で関わっている対症療法の方が、彼らにとっては必要で尊いことだと思うよ。即効性はなく、結果が出るかどうかもわからないけれど、その人に直接触れ、関わることでしか開けない可能性もたくさんあるはずだから、もっと自信を持って…」と、現在と変わらぬ諭すような口調で勇気づけてもらった。

そして、Sさんのことで、何千時間(もちろん、ほぼ勤務外)も話をし、付き合ってくれた当時の個性派主任からは「この先Sが、大きく変わることは難しいだろう。じゃあ、どうするか?答えは一つや。Sが変わるんではなく、○○(私のこと)が変わるんや!」

 

「相手のことを思い、悩み、かかわる時間をどれだけ取れているかの大切さ」と「相手に変わってもらおうとするだけでなく、自分の考え方や発想を変えることの重要性」を30年経っても思い出すことがあるとともに、このような言葉をかけてもらえたことに感謝しなければ…

 

2日間に見られた利用者さんの不穏な様子も、Sサビ管の相手を思う気持ちやリーダーシップがなければ「きっと何かにこだわっていたのでしょう」で終わっていたケースです。

 

合理的配慮による「社会モデル」的な考えに頭を悩ませれば、利用者の生きづらさを軽減させるヒントが、そこには隠されているかもしれませんね。