2021年3月27日
障害者支援施設 第一博愛
Evidence-Based Practice【第一博愛】
「科学的・論理的根拠に基づく実践(介護・支援)」をEBPと言うそうです。(なぜか、横文字はカッコいい⁉)
最近、山愛施設長も理解してもらうのに苦労しているというような話になった時、飯田大輔さん(現、社会福祉法人 福祉楽団理事長)の『科学的な視点とは、一つひとつの介護行為に生理学などの根拠をもって臨むということ』という言葉が、また思い浮かびました。
私も推奨し続けていますが、当施設においても「一人ひとりに向き合う現場の支援員の実践」と「エビデンスを追求する研究の視点」には、まだまだ著しい乖離があります。
リハビリ(つながり訪問看護ステーション)に取り組むSさん
ある日のミーティングの一場面 ※理由と説明がGood job!だったので、記憶にも残っているし記録に残していた。
終礼時「食事中、利用者Aさんから話しかけられることを嫌がっている、利用者Bさん」について問題提起される。
食堂の座席変更が検討され、まずは、ケース担当T支援員が、その利用者Aさんの言動が気になりにくい移動先の座席候補をいくつか提示する。
その際、S支援員が、利用者Bさん⇆Cさんの座席交替を提案した際の理由(根拠)と説明
<利用者Cさんの座席に移動する利用者Bさんのメリット>
・仲のいい利用者さんの隣になることで会話等が弾み、利用者Aさんへの意識が薄れると考えられる。
<利用者Bさんの座席に移動する利用者Cさんのメリット>
・現在、Cさんの席は3人掛けの中央なので、両側に間違って座った際、利用者さんからきつく注意されたり、嫌がれたりすることがある。その点移動先は2人掛けの片方であるため、少しは間違えにくくなり、注意されることも減ると考えられる。
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まさしく、具体的な根拠に基づき支援内容を決定する。
そして、統一した支援(実践)→ 観察 → 記録 → 評価し、中止・変更の必要性やもっと違う効果的な支援内容を考える
といったサイクルまで構築し実践していれば、パーフェクト!
言っておきますが、その支援の工夫(座席変更)が成功したかどうかは問題ではありません。
もちろん経験からも、上手くいかないことが多いのですが、日頃の観察力(様子の記録)や専門知識を生かした根拠に基づいて仮説を立て、議論したかどうか? が大事なのです。
そのようなプロセスを経て決定した支援を、全てのスタッフが同じレベルで統一し実践することは「科学的介護・支援」と言えるのではないでしょうか。
リハビリ(つながり訪問看護ステーション)に取り組むMさんご兄弟
個人の感覚主義が優先されがちな、旧態依然とした社会福祉の枠に止まらず
『現場の支援員は、より客観的に研究者の目や福祉理論のトレンドを意識して』
『研究者は、より現場の事情や背景を理解して』と相互の視点を持ちながら、取り組んでいければ…
2021年3月23日
栄養士・厨房
令和3年度の過ごし方【栄養士・厨房】
2021年3月19日
特別養護老人ホーム 山愛
少し早い桜が咲きました(3階北)【山愛】
日中はお天気が良いと暖かく過ごしやすくなりましたね
本来なら4月はお弁当やおやつを食べながらお花見をするのが恒例行事なのですが、新型コロナ感染予防のため不要不急の外出は控えてもらっています。
そんな中、お花見を楽しみにしている利用者さんのために、3階フロアの職員さんが桜をモチーフにした飾りを一生懸命レイアウトくれました🌸(*^▽^*)🌸
利用者さんも「いや、上手やね~きれいわ~」と喜ばれていました 😛
そんな利用者さんの笑顔を見ると私たちも嬉しく思います⤴⤴
手先が器用な職員さんたちに感心、感謝します。m(_ _)m
早くコロナが消えてなくなります様に・・・
と、うちの愛猫達も願っています(=^・^=)☆彡
2021年3月15日
特別養護老人ホーム 山愛
園内レクはお寿司(5階南)【山愛】
以前は園外活動において、年に何度かはご利用者様と一緒に近くのお店に足を運び
外食を行っていましたが、現在はコロナの為外出もできず。(T_T)
ご利用者様よりお寿司を食べたいとの声があり外出できないのでテイクアウトにて
お寿司を食べていただきました!(^_^)/
1人10貫以上あった寿司もペロリと完食され、とても喜んで頂けました。(^_^)b
2021年3月11日
特別養護老人ホーム 山愛
カメラ片手に(5階北)【山愛】
5北フロアです。寒さも随分和らいできたので、人混みを避けつつ、カメラ片手に近くの公園へ散歩に行ってきました。
梅もそろそろ見頃を迎えそうです。
メジロも忙しそうに飛び回ってました。
河津桜も咲き始め、こちらにもメジロが飛んできてました。
夕方は埠頭できれいな夕日を・・・。
まだまだ感染症への油断はできませんが、自然に触れて良い気分転換が出来ました。
2021年3月6日
障害者支援施設 第一博愛
スヌーズレン【第一博愛】
日本スヌーズレン協会HPの文章を一部引用し、まずは言葉の説明を
スヌーズレンは、オランダで1970年代に始められた障がいを持つ人との関わり合い(relationship)の理念です。
どんなに障害が重い人たちでも楽しめるように、光、音、におい、振動、温度、触覚の素材、こんなものを組み合わせた感覚を重視した部屋が生まれました。
スヌーズレンは、治療法でも、教育法でもありません。
パートナーは、治療効果や発達支援を一方的に求めることはせず、障がいを持つ人のオープンゴールな楽しみ方をありのままに受け入れ、一緒に楽しみます。
それは、障がいを持つ人が、自分で選択し、自分のペースで楽しむための、人生の大切な時間なのです。そして共に過ごす人との相互作用により、孤独ではない社会的な存在としての時間なのです。
3F改装工事の際に、完成したスヌーズレン室。
ウォーターベットで横になったりし、光を眺めながらリラックスして過ごす、心を落ち着ける空間です。
腰にバイブクッションを敷いてぐっすり眠るFさん。気持ちいいのか、なかなか起きてくれませんでした。
写真では伝わらないのですが、アロマの香りやイルカの声などの癒しのBGMが流れるのを、五感で体感できる空間です!
国際スヌーズレン協会役員・日本スヌーズレン協会チーフ・スーパーバイザーである小菅秀泰さんを講師に迎え実施した、施設内研修「スヌーズレンの考え方」を受講したり、関連本を読んだりしながら、担当スタッフを中心に試行錯誤で取り組み始めています。