2020年12月29日
障害者支援施設 第一博愛
障がい者福祉における「医学モデル」と「社会モデル」【第一博愛】
<ある利用者さんのケース> ※枠内はケース記録の抜粋
11/ 9 23:50 |
支援室前に来て奇声を発する。居室誘導をすると、支援員に掴みかかり、頬を叩くなどの自傷行為あり。0:05頓服内服。(不穏 になった理由は不明) |
/10 0:30 |
0:30頃に落ち着く。1:00の巡回時に自ら居室へ戻られる。 |
2:00 |
再入眠 |
4:55 |
支援室前に来られる。5分程で自室へ戻るが奇声を発する。5:10頃~自室で奇声、自傷あり。時折、静かになるが、5:30頃、支援員室前に来られ、支援員室の中を気にしたり、支援員が中へ入ろうとすると着いてくる様子があった。奇声、興奮、自傷が激しくなる。5:40、頓服内服。6:00頃、落ち着く。(不穏の原因不明) |
6:30 |
再入眠 |
7:15 |
起床 |
8:20 |
朝食後からまた支援員室内を気にする様子が見られる。大きな声で奇声を発して いるが自傷行為はなし。 |
9:00 |
奇声・興奮治まらず、頓用1丁服用する。 |
9:05 |
支援員室への拘りが激しい為、H支援員とHサビ管の対応で、支援員室に入室してもらうと支援員室内にあった空気入れに拘る様子があった為、回収し3階倉庫内に返却する。その後は、少し落ち着かれるが、時折奇声あり。 |
S(当時F?)サビ管が朝の引継ぎ後、夜勤者に「何か本人が気にしそうな特別なこと」を思い出してもらおうとしたが分からず「必ず、支援員室の中の何かにこだわっているはず」との思いから、9:05の対応を試みてもらったようです。
結果、昨日の22~23時頃に、3F倉庫に保管してある「自転車用の空気入れ」をある利用者さん使用の車椅子に空気を入れるため1Fへ移動し、使用後1F支援員室の外から見える所へ置いてしまっていた。本来ある場所(3F倉庫)と違う場所に置かれていたことが原因で、激しい自傷と職員への他害行為を繰り返していたことが判明する。 👍Good job !
このような10日の朝に3人のスタッフが連携して採った、本人が何にこだわっているのかを見つけ出し、そのことを解消することで、落ち着きを取り戻してもらう支援は「社会モデル」と呼ばれる、問題行動等が社会や周囲の環境、その人への接し方の問題とし、それらの障壁によってストレスを抱え不安定になった・能力を発揮する機会を奪われたとする考え方によるものです。
一方、3回の服薬による対応は「医学モデル」と呼ばれる、こだわり行動等が個人の障がい特性の問題で、治療・訓練によって社会に適応できるよう、本人がハンディキャップを克服し能力の向上を目指すという考え方からくるものです。
もちろん、3回の屯用薬使用は、決められている個別支援の一つであり、間違った支援ではありません。ただ、過去の知的障がいの福祉現場において主流であった「医学モデル」的な考えだけで思考停止し「社会モデル」に基づいた考えを持たなければ、支援の引き出しは増えず、キャリアの浅いスタッフへのアドバイスも期待できないでしょう。

利用者の思いに寄り添って「何が原因で興奮しているのだろう?」とあきらめずに考えようとする前に、つい屯用服薬に頼ってしまいがちな支援員へ
担当していた、躁鬱の激しい精神分裂病をかかえた知的障がいのSさんのことで悩んでいた当時、相談した精神科医のWドクターから「薬物療法には限界があって、都合のいい部分だけを抑制し、他の能力は一切低下させないなんてできないよ。精神薬の力に頼るのも方法の一つだけど、それより今、○○(私のこと)が行っているSさんに様々な形で関わっている対症療法の方が、彼らにとっては必要で尊いことだと思うよ。即効性はなく、結果が出るかどうかもわからないけれど、その人に直接触れ、関わることでしか開けない可能性もたくさんあるはずだから、もっと自信を持って…」と、現在と変わらぬ諭すような口調で勇気づけてもらった。
そして、Sさんのことで、何千時間(もちろん、ほぼ勤務外)も話をし、付き合ってくれた当時の個性派主任からは「この先Sが、大きく変わることは難しいだろう。じゃあ、どうするか?答えは一つや。Sが変わるんではなく、○○(私のこと)が変わるんや!」
「相手のことを思い、悩み、かかわる時間をどれだけ取れているかの大切さ」と「相手に変わってもらおうとするだけでなく、自分の考え方や発想を変えることの重要性」を30年経っても思い出すことがあるとともに、このような言葉をかけてもらえたことに感謝しなければ…
2日間に見られた利用者さんの不穏な様子も、Sサビ管の相手を思う気持ちやリーダーシップがなければ「きっと何かにこだわっていたのでしょう」で終わっていたケースです。
合理的配慮による「社会モデル」的な考えに頭を悩ませれば、利用者の生きづらさを軽減させるヒントが、そこには隠されているかもしれませんね。
2020年12月26日
特別養護老人ホーム 山愛
クリスマスの飾り付け(4階南)【山愛】
今年のクリスマス、4階南フロアでは利用者の皆さんと一緒にクリスマスツリーを飾りました。クリスマスの歌♪を歌いながら、楽しく飾り付けをすることが出来ました。



2020年12月23日
障害者支援施設 第一博愛
サイレント!?クリスマス会【第一博愛】
2020年12月21日
障害福祉サービス事業所 第二博愛
自主製品展示販売 今年もやってます【第二博愛】
ビアンエトール恭愛内ロビーにて、
毎年恒例の自主製品展示販売開催中!!
令和2年11月30日(月)~令和3年1月29日(金)
平日10:00~17:00

利用者さんの作品披露の場を作りたいと、
感染症対策についても職員内で検討し、現在行っています。


季節商品のクリスマスリースや、これから役立つお祝い袋に祝い膳、
各種かばんなどを取り揃えています。
そして、早くもお買い上げいただき、
写真を撮った時には、すでにスペースが出来ていました。




「今年もやるんやね」という反応をいただき、
定着してきている事が嬉しいです。
外出が一層難しい今、
他部署の入所者の皆さまにも、
お買い物気分を味わっていただければと思います。☆彡
2020年12月17日
栄養士・厨房
☆10・11・12月の栄養課イベントまとめ☆【栄養士・厨房】
10月30日・11月2日選択おにぎり🍙&雑炊選択
日本人はやっぱりおにぎり好きが伝わるイベントでした!(^_^)b


11月7・8日の山愛秋まつり出店「和パフェ」
口あたりがよく利用者にとても人気のスィーツになりました。(^_^)b

10月31日第一博愛
お楽しみ会開催。駄菓子屋さんと昼食には屋台風の献立焼きそば、たこやき、フランクフルトを出店!
フランクフルトは利用者さんに大人気の1品でした。!(^^)!

12月12日第一博愛 CoCo壱番屋カレー弁当選択
ハンバーグカレーが一番人気!(^o^)


11月27・28日 山愛 鶏からねぎソース弁当(普通・きざみ)豚肉の中華炒め弁当(ソフト・ムース・さらり)を提供。
いつもとはちがった弁当箱に入っていつもとはちがった献立が喜ばれる昼食となりました。(^_^)/

12月2・3日 第一博愛 コンビニ開催
コロナ自粛により外に買い物に行けない利用者さんにミニコンビニを開催。
面会制限によりご家族に10ケ月会えないAさんは、面会のたびにアーモンドチョコを持って来てくれたご家族を思い出し、アーモンドチョコをみて大喜びしている姿が印象的でした。(^-^)

12月2・3日 第一博愛 クリスマス会献立
肉巻き寿司が利用者さんから美味しい!と評判でした。(^_^)v

今年はコロナの影響で利用者さんの行事もいつもと違うものになりましたが
「食べること」は生きることに繋がり、楽しみを与える事ができるのが”食事”だと思います。
唯一栄養士がその仕事に携わっていける役割なんだなあと、コロナ自粛を通じて実感することができました。(栄養士Ⅿ)
2020年12月12日
特別養護老人ホーム 山愛
クリスマスの準備は完了(ケアマネ相談員室)【山愛】
2020年12月8日
障害者支援施設 第一博愛
一博のお仕事(空き缶洗い&つぶし)【第一博愛】
一博では、アルミ缶の
リサイクル活動を行っています。


地域の方も協力して集めてもらっているアルミ缶も回収し、ゴム手袋をして水洗いをします。

そして一博の秘密兵器! マシーンかばちゃんで圧縮
名前の由来? いや製造会社による正式名です。

※証拠写真
(施設長がまだ若かりし頃、大阪市に相談した際にレンタルしてもらったものだそうです。知ってるスタッフ、ほとんどいてないんちゃうかなぁ…)
もらったみたいなものなんで、修理代は自腹ですが、傷だらけのボディにレガシーを感じるとともに、今も利用者さんの活動を支えてくれています&ありがとう、かばちゃん)

軽運動を兼ねて、廊下の端から端までウォーキングをしながら行っています。
Oさん「痩せれるかなぁー?」
支援員「1日じゃ痩せれないかなぁ」
Oさん「じゃあ、お仕事いっぱい頑張ります!」
軽運動ですが、ダイエットになるし、お金も稼げちゃうし、リサイクルにも貢献できちゃう、一石三鳥の活動です。

2020年12月3日
特別養護老人ホーム 山愛
秋まつり(3階北)【山愛】
例年なら、グラウンドにテントを立てご家族様にも参加していただき、にぎわう秋まつりも、今年はギリギリまで行えないのではないかと話し合いが続きました。場所を室内にし、1フロアーごとの参加。かかわる人数も最小限にするなどの対応をし、開催できる事となりました。


お祭りの雰囲気満載の顔出しパネルや、ボールを投げての的あてを楽しまれ


たこ焼きやデザートを肴に、ビールをじっくりと味わう方もおられ

スクリーンに映る、各地の祭りの映像には大変喜ばれていました。
今回の開催については、運営はケアマネージャー、相談員、栄養士等フロアー職員以外の職員が行ってくれました。
コロナと闘いながらも、利用者の皆さんに楽しんで生活していただける様、今後も職員全体で取り組んでいきたいと思います。