模擬投票【第一博愛】
皆さん、こんにちは。木々が茂り、少しずつ季節は夏に移ってきましたね。
今回のブログは、来たる参院選に向けて、スキルチェックを兼ねた模擬投票の様子を紹介します。
その前に、選挙本番では投票会場での受付け後、引率者がたとえ保護者や施設関係者であっても、投票場所までは付き添うことができません。代理投票補助者2名にサポートしてもらい、利用者さん自身の意思で選択し、投票を行うことになっています。
従って、大切なのは意思表示で
①口頭または指差し等のジェスチャーで伝える
②職員が候補者の名前を指さした際にうなずく
③選挙公報の切り抜きを持参する
などの方法により、どの候補者を選んだかが相手に分かる(伝わる)スキルが必要となってきます。
コロナの影響で世の中も変化し、それにより政治に対しての関心が高まっているのか、皆さん真剣に取り組まれていました。
実際に本番のように、投票の机と投票箱を準備し、立候補者の名前を張り出しました。
本番さながらにその表を見て、各々が支持する人や党を指差しなどで選んでもらいました。
「ばっちり投票できたよ!」と嬉しそうな笑顔で教えてくれましたが、誰に投票したかは秘密だそうです。
「本番当日の投票も頑張るよ」とおっしゃられ、皆さん選挙を楽しみにされているようです。
当選した議員さんには、よりよい政治を行ってもらい、以前のように皆が自由に生活できる日が来てほしいと願っています。
P.S. ~ スタッフのみなさんへ ~
模擬投票の進捗状況を職員会議で聞いた時、昨年、東京都議会議員選挙に関するWebリポートか何かを読んだ際の、重度の知的障がいがある娘さんの母親の言葉が、ふと思い浮かびました。
『 私たちだって投票したあとに「あなたの1票は正しいですか?」なんて絶対聞かれることはないのに、なぜ障害があるからといって、最初からできないと決めつけられたり「それって本当に大丈夫?」って心配されなければいけないのでしょうか。自らの意思で選んだことが正しいことなので、他の人と比べる必要はないと思います 』
知的障がい者に正しい判断ができるのだろうかと、判断能力を疑う声もまだまだある中、私たちこそが感じ、理解し、共有しなければならない価値観、いや本質ではないでしょうか?
投票に正解などない!