ICTの活用って【山愛】

政府が6月に閣議決定した「規制改革実施計画」で、介護ロボットや見守りセンサーといったICT活用を条件に、特別養護老人ホームの人員配置基準を緩和する提言があり、来年度にも実証事業を行うという。

 

この“人員配置基準を緩和する”って、簡単に言うと
「ICT機器を導入すれば介護職員や看護職員を減らしていいですよ」
って話

 

えっ???
ほとんどの特別養護老人ホームが”人員配置基準”より多く人を配置している。つまり”人員配置基準”の人数では到底やっていけないから。なのに”減らしてもいい”議論って・・・

 

深刻な介護人材不足が背景にあることは十分わかっている。でも、まだまだ

介護職員や看護職員に成り代わる介護ロボットなんて存在しないし、
見守りセンサーは感知するだけで、その対応をするのは今も”人”なのである

 

 

介護分野におけるICT機器の活用は、現場職員の過重な労働負担を軽減し、ご利用者にもっと寄り添える時間を生み出すツールと私は思っていたんだけど・・・