ちづる【第一博愛】
約8年前の写真から記憶をたどるが…
「記憶より記録」なわけで、写っている情報を確かめてみると
社会福祉法人 ノーマライゼーション協会
障害者支援施設 ハニカム の主催により上映された
ショートフィルム『ちづる』を観に行った時のものだった!
さらに、ググってみると
2011年、立教大学現代心理学部映像身体学科の赤﨑正和が卒業制作として監督したドキュメンタリー映画。
自身の卒業制作として企画されたこの映画は、重度の知的障害と自閉症を持った赤﨑の妹・千鶴とその母を1年に渡り撮り続けた、みずみずしくも優しい物語である。
最も身近な存在でありながら正面から向き合えなかった妹にカメラで対話した監督は、映画を撮り終える頃、家族との新しい関係を築きあげている自分に気づく。
確か「大学卒業後、知的障害者支援施設で働くようになった」と、当時どこかで目にした覚えがある。
彼は今でも私たちと同じ世界にいて、妹の新たな特性に気付き、理解しようと悩み続けているのだろうか?
いつもそうだが、障がい者支援に関わり続ける中で、感情移入しようとすればするほど「自分自身が彼のような境遇にないこと」をハンデキャップに感じ、体験していない心の弱さを突かれる。