宮澤賢治に思う【第一博愛】
宮澤賢治(1896年〈明治29年〉8月27日 – 1933年〈昭和8年〉9月21日)は、日本の詩人、童話作家であり、教育者(現・岩手県立花巻農業高等学校)でもありました。
『銀河鉄道の夜』、『雨ニモマケズ』と言った作品は、つとに有名だと思います。
その昔、私は卒業論文を作成するにあたって、読みやすい内容を検討した結果、動機は不純ですが、賢治の文学を選択した事を覚えています。
賢治は生涯に渡り「ほんとうの幸い(幸せ)」を追求した人でした。
『銀河鉄道の夜』以外の作品でも、随所に「本当の幸せ」の考察が童話で多く記されています。
その追求の結果、賢治が導き出したのは、世界を救うため、他者の幸福のためであれば、自分犠牲を以って死に至ることもいとわないという考えでした。
現代においては、あまり馴染まない考え方だと思いますが、当時においては先鋭的な考え方だったかも知れません。
ブログを考えた時、なぜか宮澤賢治が浮かび、テーマとしました。
「他者のための自己犠牲」の考えを私が実践出来るすべもありませんが、「仕事として、私に何が出来るのか」を改めて考える機会としたいです。
最期の時を迎えても、「本当の幸せ」は分からないのかも知れませんね。